注文 HGUC1/144 百式(全塗装完成品)

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商品情報

製品: バンダイ HGUCシリーズ
サイズ: 1/144スケール
使用頻度:2020.11/10完成
リヴァィブ版の百式です。初代と異なり忌まわしいメッキモデルではなくなってくれたおかげでまともに塗装できる製品なのですが、モデラー個人個人によってゴールドの塗装表現手段が異なるので、個性を持たせた完成作例とする段階にもっていくだけでもスキルが求められるキット。そもそも百式としてのボディー色の定義がゴールド。百式が百式と認識されるためには金色にならざるを得ず、モデラーとしての個性付けがなおさらやりづらいMSと言えましょう(白くしたら「ビャクシキ」になってた作品もありましたし)。 一発塗りで終わらせられるスターブライト等で安易な作り方も可能なのでしょうが、ここはモデラーらしく意地を見せ、配色調合でのコーティング塗装にてゴールドづくりをおこなってあります。造形面では特殊な工作はまったくしておらず、アンテナをステンレス品に変えたり、いつもの全身メッキビーズノズル追加工作程度しかおこなっていませんが、塗装段階で数段構成の重ね塗りとその途中でデカール作業をおこなうなどをせねばならないため、とりあえずゴールド部を仕上げるただそれだけで、やたらと手間を要したものとなりました。  指紋がつくと見えてしまいやすい光沢塗装の類なので紹介画像のポージングに工夫がないのはご容赦ください。
キット構成への工作点後頭部のアンテナはステンレス針に変更。わたしの出品作例の常套手段でおこなっているピン打ちリベット工作に使用しているステンレス針です。 リベット工作の際に切り捨ててしまう先端側を有効活用したもので、ありがちな真鍮線などの金属線と違い簡単には折れ曲がりません。 最初から先端が鋭利なものなので造形的に見栄えは良好ですが、本当に金属の針をむきだしに使っている工作ですので小さい子供が触れてケガをしたりせぬよう要注意です。 また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました(彩り追加の工作)。
全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理&パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装(つや消しコート含む)。 ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はブラウン系を多用しています。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンは、百式の基本配色に倣いつつ、胸部ブルーや足首レッドの発色をやや明るめにあわせました。 ゴールド部のパーツも肩の上や腕部武装ラッチ、バインダー面のモールドなどの細部パネル形状を別の色で塗り分けるなどもおこなっています。ゴールド部がやはり面倒で、後述にもありますがまずブラックで塗りつぶしをおこない次に重ねるシルバーの発色上昇&色透け防止。 シルバーは溶剤をメタリックマスターでおこなうなど色伸びに配慮し、その上にゴールドの発色となるクリアー塗料を使用しています。この作例ではクリアー塗料と言いつつも半分は蛍光塗料でして、クリアーイエローと蛍光イエローの混合。オレンジ寄りにするのには蛍光ピンクを足して調整。 デカール作業をおこなったのち、最終的なコーティングは無色クリアーではなく蛍光イエローでおこなっています。 ゴールドっぽい発色をより高めるためですがデカールの上からも重ねるため、デカールは塗料に隠ぺいされないブラック書体のものを使用するようにしてあります。ライフルとクレーバズーカは他の出品作例にもやっているように指定色にない細部の塗り分けをおこなってあります。フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色グリーンを混ぜてのグリーン寄りのガンメタル。装甲部と違いクリアー表現です。 また、メタル系塗料はどれも下地をブラックで塗りつぶしたうえで塗装する要領で使用しています。
以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)ゴールド部  シルバー100% →; クリアーイエロー50% 蛍光イエロー45% 蛍光ピンク5%ブルー部  ウィリアムブルー14 80% マイザーパープル10% ブラック10%レッド部  スカーレット60% ブライトレッド40%  若干ミディアムブルーを足すことで暗く濁らせていますバズーカブラック部  ブラック90%  ホワイト10%  ライフルグレー部  ミディアムブルー90%  コバルトブルー10%関節などのガンメタル部  シルバー60%  純色グリーン20%  ブラック20%ビームサーベル  発生部 ホワイト100%→ 全体 蛍光イエロー100% → 先端 蛍光イエロー90% 蛍光ピンク10%
マーキング類は主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。 クラウドデカールの細部表記なども使用しています。バンダイ製の市販品水転写デカールも使用。両肩前面の「百」、右脚側面アナハイムエレクトロニクス「AE」、左脚側面艦載コード表記アーガマ「AG」、バインダー左右にエゥーゴ「A.E.U.G」、腰リアアーマー右側にエゥーゴエンブレム自作デカールも複数種使用1.アナハイムエレクトロニクスの「AE」エンブレム。  左バインダー側面の大きいブラック書体。「ジョニーライデンの帰還」劇中にてアナハイム施設内に描かれていたものをヒントに作ったものです。 2.逆三角レッドの細部表記(足首前面)3.先端打突警告表記(ヒザ先端)4.警告表記「CAUTION」(足首前面)。 関節など可動部やトルクのかかりそうな基部の装甲に使用するお約束の細部表記。全体のデカール使用パターンは、前述にもありますが蛍光イエローでコーティング塗装する都合上、ゴールド面へはプラックのものを使用するようにしています。ブルー部やレッド部にはホワイトの書式で使用しています。
機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。ゴールド面へはシルバーメッキで(ゴールド装甲にゴールドノズル使うのはさすがに避けました)、他の箇所へはゴールドメッキのものを使用。1.5mmと2.0mmサイズを使用面の広さにあわせ使い分けています。ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています。
機体本体以外の付属品は
ビームライフル クレーバズーカビームサーベル×2手首バリエーションは純正手首。  銃器持ち手兼握り拳(左右)/握り拳(左右)  計4つマーキングシール  (両肩の「百」の字。これはデカールではなくシールなので未使用です)ホイルシール ()未使用)組立説明書
以上です。工作的労力の面ではともかく、塗装工程の厄介さゆえにやたらと時間を割かされたのであまり投げ売りできない心理がプライスにあらわれてしまっている旨、ご理解ください。。どうぞ品定めくださいませ。

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