ビクターの名機SX-V1Mです。

8年ほど前に美品を購入して日常的に使用してました。一番目立つ傷で左側面上に小傷があり、天面後ろの方に小さな軽い凹みがあったと思います。他にも小傷はあるかもしれませんが、ネットの破れもなく設置して気になる大きなものはありません。片側のツイータ周りの真鍮リングに少し腐食のようなものもあります。1995年頃（27年前）の古いスピーカーなのでご理解ある方のみご入札ください。年代的にはかなりの美品です。

つい先日まで日常的に使用していたものなのでクロスエッジの硬化も全くなく音質は素晴らしいままです。アルニコユニット+クルトミューラー製コーン+無垢マホガニーエンクロージャーという今作れば100万はくだらない贅沢な仕様で、素材が高級であればいいというものではないとは思いますが、本当に心地よい音がします。

音はモニター的とは真逆でどんな音楽も広大な音場で気持ちよく聴かせてくれます。優しく聴こえるのに定位もバチっと決まり奏者の位置まではっきりわかるあたりが美点です。ボーカルも目の前でくっきり浮かびます。最新の高級機も何台か購入しましたがこの世界は出ませんでした。諸説ありますが、やはりアルニコマグネット+クルトミューラーコーンのフルレンジに近いユニット+今では製作能と思われるマホガニー無垢エンクロージャーを当時のビクターの職人さんが音作りを本気で仕上げたからこそ出せた世界なのかもしれません。あくまで主観ですが。

アンプを選ばないのも美点で、主にハイエンドD級アンプで鳴らしていますが、1万円未満と安価でも比較的最近のもので特性のよいTPA3255/3251/TDA7498搭載機あたりなら極端に劣りません。小出力の真空管でも気持ちよく聴けます。

結局この音に惚れ込み他のスピーカーを全て処分し、SX-V1を多数所有しているのですが置き場の問題もありこちらの放出を決めました。SX-V1にはM/A/Xと3世代ありますが音の傾向が違うだけでどれが1番優れている訳ではなく好みの問題です。音色の美しさとボーカルや空間表現の良さはMが1番かと思います。

本領発揮はスタンドに載せてからなので専用スタンドを用意できればベストです。下面の3点スパイクがスタンドの受けと噛み合い下からねじ止めできます。似たような物で下からねじ止めできれば音はほとんど変わらないとは思います。スタンドの自作や改造もそれほど難しくはないかと。

大切に使用していたスピーカーなので気に入っていただける方にご落札頂ければ幸いです。梱包済みですのですぐ発送可能です。宜しくお願い致します。

ttps://audio-heritage.jp/VICTOR/Speaker/sx-v1-m.html

方式：2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁型 (EIAJ)
ユニット：低域用:14.5cmコーン型
高域用：2.5cmドーム型
周波数特性：55Hz~30kHz
出力音圧レベル：87dB/W/m
インピーダンス：4
Ω定格入力 30W
最大入力 120W
クロスオーバー周波数：4kHz
外形寸法：幅200x高さ343×奥行263mm
重量：8.0kg